雛飾りに貝合わせ

カテゴリ: スタッフ日記
2010.03.04

桃の節句。
女の子の成長を願って飾るお雛様。

今日は引接寺(千本ゑんま堂)
京風のお雛様を見せていただきました。

御殿飾り雛飾り

この雛人形は「御殿飾り」というそうで、御所の紫宸殿を模した御殿の中に
お内裏様とお雛様、五人囃、三人官女が座っています。
この「御殿飾り」は都が京都から東京に移った明治から昭和のはじめにかけて
京阪神を中心に関西で人気だったとか。
また、向かって右にお内裏様、左にお雛様が座るのは京都の飾り方だそうです。

雛人形の他にもぼんぼり(雪洞)や箪笥など飾りの中に見つけました!
貝合わせ!

貝合わせ

貝合わせを使った結婚式・人前式のオリジナル演出を提案しているので、
貝合わせに思わず目がいきます。

貝合わせはその一対でしか決して合うことがないことから江戸時代には
婚礼の縁起物として嫁入り道具の大切なひとつとなっていました。
だから雛飾りの道具の中にもこうして伝わってきているんですね。

お部屋の中央にはたくさんの雛のつるし飾りも!
ひとつひとつの飾りにも意味が込めて作られ、
少しずつ飾りも増えて受け継がれてきたそうです。
娘や孫の健やかな成長を願って作られる心のこもった風習ですね。

雛のつるし飾りと雛人形

人前式のオリジナルせレモニーの様子はこちらの日記にも

和のオリジナル人前式